『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』レビュー(関西の映画シーンを伝えるサイト キネ坊主)
関西の映画シーンを伝えるサイト キネ坊主さんで『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』のレビューを書かせてもらいました。
日本はアメリカン・コメディの扱いが不遇な場所です。劇場公開はほとんどされないし、いきなりソフトや配信で公開されるのなんて日常茶飯事。下手したらいつまで経っても上陸してこないこともあります。『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』もまた、劇場公開されずにいきなり配信サービスで公開された映画でした。しかし、今作に惚れ込んだARCADE BOOKS & FILMSさんが上映権を獲得し、神奈川県の横浜シネマリンと兵庫県の塚口サンサン劇場でそれぞれ1回ずつ限定で劇場公開を実現させました。
ARCADE BOOKS & FILMSさんの熱心な宣伝活動の結果、どの回もたくさんのお客さんが集まったそうです。映画ライターの村山章さんがTBSラジオの「アフター6ジャンクション」で紹介していたのもあって、映画ファンの間でも注目度も高かったのではないでしょうか。私も「映画の話したすぎるラジオ」で何度も宣伝させていただきましたが、こちらはたぶん大した効果はなかったと思います(笑)
今作の魅力はなんといってもゆるいナンセンスさです。記事に簡単なあらすじを書いていますが、読んでも意味が分かりません。ツッコんだら負けです。しかし、なぜか2人の中年女性の友情が愛おしくなるのです。ジェイミー・ドーナンのポンコツ演技にも大爆笑。ここまでナンセンスなコメディはめっきり減ったので、そういう意味でも貴重な映画だと思います。
ぜひ映画と合わせてレビューも読んでいただけると幸いです。
『バーブ&スター ヴィスタ・デル・マールへ行く』
Barb & Star Go to Vista Del Mar/2021年/アメリカ
監督:ジョシュ・グリーンバウム 脚本:アニー・マモロー、クリステン・ウィグ
出演:クリステン・ウィグ、アニー・マモロー、ジェイミー・ドーナン