『選ばなかったみち』レビュー(関西の映画シーンを伝えるサイト キネ坊主)
関西の映画シーンを伝えるサイト キネ坊主さんで『選ばなかったみち』のレビューを書かせてもらいました。
最近、『ファーザー』や『スーパーノヴァ』といった認知症をテーマにした映画が多いですよね。死や老いに対する恐怖もありますが、自分が消えていく感覚や世界との断絶に不安を抱いている作家が多いのかもしれません。サリー・ポッターの場合は、認知症になった弟を看取ったという自身の経験ともしもの人生について描いています。シビアな現実の中で、どこまで相手に寄り添えるのかは、彼女にとって大きなテーマだったのだと思います。
ハビエル・バルデムやエル・ファニングが出演している割に、あまり話題にならないのはちょっともったいないなと思います。レビューもぜひ読んでいただけると幸いです。
『選ばなかったみち』
The Roads Not Taken/2020年/イギリス・アメリカ
監督・脚本・音楽:サリー・ポッター
出演:ハビエル・バルデム、エル・ファニング、ローラ・リニー、サルマ・ハエック